知る人ぞ知る名作「ボクと魔王」
どうも。
前回もゲームの紹介記事だったが、
今回もゲームについて書いていこうと思う。
紹介するのは、Playstation2用ソフト「ボクと魔王」だ。
知っているという人もいるかもしれない。
2001年に発売されたこのゲームは、当時テレビCMもあり、海外版もリリースされている。
しかしながら有名ゲームに挙げられることなく、ひっそりと一部の熱烈なファンに愛され続けている。
何故認知度が上がらないのか!?
私はこのゲームを多くの人に楽しんでもらいたいと思いこの記事を書いた次第だ。
◼️ボクと魔王のあらすじ
おおまかなストーリーを説明すると、「ボクと魔王」というタイトルの通り、主人公と魔王が一緒に旅をするストーリーだ。
とある事情で影に乗り移った魔王や、旅の途中で出会う仲間たちと共に、世界中に突如現れた「ニセ魔王」を倒していくRPGである。
主人公は周りから影が薄いと言われているほど平凡な少年だが、魔王と出会うことで奇妙な旅を強いられる。
仲間も個性的で、中には戦いに勝利することで仲間になる元ニセ魔王もいる。
最初はニセ魔王を倒し、世界を征服することを目標に始まる旅だが、進んでいくにつれ、「この世界」の秘密に踏み込んでいくことになる。
結末はプレイしてのお楽しみ、だがすでにプレイ済みの私も「このゲームには続きがあるのでは」と思う最後だった。
続編が出るのではという声も当初あったが、シナリオライターが亡くなってしまっている為、それは難しいだろう。
◼️ビジュアル・音楽、すべての要素が美しい
ポリゴンで描かれる景色やキャラクターは絵本や人形劇を彷彿とさせる作りで非常に魅力的だ。
上の画像のように敵のオバケも可愛らしく作られており、グロテスクな要素はない。
このゲームは音楽も素晴らしく、よくあるゲーム音楽とはまた違った個性的な曲が多く収録されている。
ファンの間でも特に人気なのはこのオルゴールの曲。
実はストーリーの中で重要な要素なので、これを聴くとさみしい気持ちになってしまう。
切なさと温かみのあるいい曲だと思う。
個性的なビジュアルや音楽、ストーリー、すべてが素晴らしいので評価されているのだろう。
◼️他のゲームにはない独特な会話
主人公が旅に出るに際し、家族の反応は「そうか、いってらっしゃい」という感じ(笑)
祖母に至っては、「日が暮れる前に帰ってくるんだよ」とまるでちょっとしたお出かけのように勘違いしている。
両親も、ボーナスを装飾品につぎ込んでしまった為、主人公の旅費は出してあげられないと冷たく突き放す始末。
全く緊張感のないお見送りから旅がスタートするのだ。
そして劇中の主人公の選択肢も何かおかしい。
助けてもらった矢先にさらっとスリーサイズ聞こうとするな。
こんな感じで変な選択肢が出たり、時には選択肢があってないようなものも。
コメディーやメタ要素、ツッコミどころ満載の会話シーンも、これからプレイする人には楽しんでもらいたい。
◼️糞ゲーと言われてしまうことも
このゲーム、ストーリーや世界観はかなり評価されているのだが、戦闘のだるさやダンジョンの見づらさやカメラワークの悪さなどから「糞ゲー」認定されてしまうこともしばしば。
戦闘にこだわりたい人には少々合わないかもしれない。
ストーリー・世界観重視の人には間違いなくおすすめの作品だ。
ということで、ボクと魔王の魅力をいくつか挙げてみたが、ここで紹介しきれない面白シーンがたくさんあるので、是非実際にプレイして欲しい。
あと、価格なのだが、実は意外と高い。
- 出版社/メーカー: ソニー・コンピュータエンタテインメント
- 発売日: 2001/03/15
- メディア: Video Game
- 購入: 2人 クリック: 17回
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こんなに古い作品なのに6,000円弱。
もともと出回っている数が少ないのか。
と思ったが楽天には1,000円以下で売られていた。
価格:798円 |
うーん中古だからなのだろうか。よく分からない。
やはりプレイしてもらいたい、というのが一番なのだが、難しい人は実況動画を観て欲しい。
おすすめの実況者は「まかだみあ」さんだ。
可愛らしい声もいいが、プレイも上手く、編集も丁寧でとても観やすい。
ではまた。